この度、母が着ていた着物を処分することになりました!
近所のリサイクルショップに持って行くことも考えましたが、知り合いに見られるのも嫌なので、今流行りの「出張買取」をお願いすることにしたのです。
私は着物の事は何も分からないのですが、今回は家内にもアドバイスを受けながら、着物買取をしてみました。
着物に不慣れな男性の初めての着物買取、買取金額や査定時の様子などを写真つきでお伝えしたいと思います!
これからバイセルでの着物買取を検討中の方の参考になれれば嬉しいです!
目次
今回依頼した主張買取店はバイセル!
いつくかのショップをネット検索してみると、着物買取店の買取方法は大きく分けて3つ。
「店頭持ち込み」「宅配」そして「出張」が一般的でした。
私は関東でも少し地方に住んでいるので、「店頭」は都心に出かけなくてはいけません。
交通費を掛けてショップまで出かけるのは難しいので却下です。
「宅配」は、送る場合は無料でも査定金額に納得できない時はキャンセルとなり、返却送料は自己負担というショップが多かったので、これも避けたいと思います。
「出張」でも、出張エリアが全国区という着物買取専門店を探しました。
すると「スピード買取.jp」と「買取プレミアム」があったのです。
どちらでも良いと思い、それぞれのHPを確認すると、どちらも「BuySell Technologies」という会社です。
同じ会社なので、条件も変わらないのだと納得。
結局、木村佳乃さんがCMに出ている「スピード買取.jp」にお願いすることにしました。
スピード買取.jp=バイセル
2018年の6月頃依頼をして、2週間後の査定を依頼しました。
すると、何とその待機している2週間の間に、木村佳乃さんのCMも「スピード買取.jp」から「バイセル」に変わっていたのです。
ビックリ!何が起きたのでしょう。。
まあ、サービス名が変わった以外は同じなようです!
まずは電話にて出張査定依頼!
「最短なら30分で出張査定」とのことだったので、まずは無料フリーダイヤルに電話を掛けてみました。
最初にコールセンターにつながり、まずは名前(フルネーム・漢字)を、その後買取品を聞かれました。
私が「着物と帯、反物もあり、合計で7~8点」と説明すると、正絹か化繊かどうかを訊ねられたのです。
種類を聞かれるかも知れないと思っていたので、着物と帯の種類を家内に確認していましたが、まさか素材を聞かれるとは思わなかったので「何も分かりません」と伝えました。
「着物買取」は初めてかどうかの他に、住所と連絡先の電話番号を聞かれ、さらに「誰の着物か」「その着物の持ち主は同席するのか」「電話を掛けている本人と着物の持ち主の関係」「査定後、売るかどうかの判断は誰が行うのか」なども矢継ぎ早に質問されたのです。
着物は亡くなった母のもので、高齢の父から依頼されて着物を売ることにした旨を伝えました。
父は遠くに住んでいるし、着物のことは何も分からないので、すべて私に一任されていると言うと、やっと電話予約担当部門に電話を回して貰えたのです。
平日の午前中に電話をしたので、その日の午後には買取に着て貰えるかも知れないと思っていましたが、考えは甘かったと分かりました
午後どころか、次の日も予約がいっぱい入っているとのことです。
最近TVCMの効果で、予約が増えてきているとか。土日はやはり混んでいるとのことで、結局予約を入れられたのは平日でも2週間後でした。
早く処分したい気持ちではいましたが、特別急いではいないので、お願いすることにしました!
買取の様子
当日は予約時間の30分位前に携帯から「道が混んでいるので少し遅れます」との連絡が入り、査定員さんが来てくれました。
玄関で社員証を提示されて、とても好印象な方でした。
受付電話時からバイセル社では「対応」について、とても気を配っているのが分かります。
今は出張買取であちこちの業者がトラブルを抱えているのが原因かも知れませんね。
「会社名が変わったのですか?」と訊ねると「社名は同じです。ただ媒体名が変わっただけです」とのこと。
スピード買取.jpが一般には浸透したネーミングなのですが、働いている人達は気にしていないようですね。
挨拶を済ませると「他にも買取対象品目の説明」を受けてから、早速着物を見ていただくことになりました。
実際に買取を依頼した品々
それでは今回依頼した着物たちと、実際の査定の様子を写真つきで説明します。
単衣の黒留袖
金糸の縁取りが入った単衣の黒留袖。刺繍は金色も綺麗に残っていますが、白っぽい模様の所に多々シミが出ています。
査定員の方は「留袖は家紋も入っていて、他の人が着るのは難しい着物なんです」と言われました。
「シミが結構ありますが・・・」聞くと「洗い張りをすればある程度シミは消えるので大丈夫です。
着物を保管される祭は、年に1回でも虫干しされると良いのですが・・・」とのこと。
これは600円の値を付けていただきました。
正絹の小紋2点
白と黄色の小紋2点です。
白い小紋は着物全体にうっすらとシミがあり、黄色の小紋は所々に濃いシミが目立ちます。
どちらも「このまま着るのは難しい」という状態ですが、これは1点100円とのこと。
着物のクリーニングに出せば1着数千円掛りますから、たとえ100円でも他の方に着ていただければ良いと思います。
名古屋帯4点
「小紋も名古屋帯も普段着」と家内から事前に説明されていました。
着物は目立つシミがあったにも係わらず100円とのことだったので「シミの少ない帯はそのまま使えるので、多少価格UPするかも」と期待していましたが「名古屋帯は1点50円です」とのこと。
水色の花模様の帯は、着付けをした時に正面となる柄の近くに濃いシミがあるのですが、これも50円。
シミがある、ないで査定金額に差が出ないのでしょうか?もっとも50円では差の付けようもないのかも知れません。
反物
買取対象品目にもあった「反物」。
着物は使用感が残り、シミもあるので状態も決して良いとは思っていなかったのですが、反物は未使用なので多少の値は付くと思っていました。
「反物の端に証書などが表示されているので」と査定の方は反物を広げながら見ましたが、そんなものは有りません。
すると「これは値段が付けられないので・・・」と言われてしまったのです。
つまり「買取不可」でした!
トラブルのある着物や帯はOKでも、反物は駄目なんですね。
「大島紬の反物でも600円」と言われて、さらにビックリ!大島紬なんて、着物に素人の私でも「高い着物」と分かるものが600円とは厳しいと思いました。
「反物もOK」といっても、本当に難しいようですね。
合計の買取価格
着物3点と帯4点、合計1,000円となりました。
査定員さんは「安いので驚いたのではないですか?もし、どなたか着る方がいらっしゃったら、そちらに着ていただいても良いですよ」とも。
確かに安いですが、シミも汚れも目立ちそのまま着るのは難しい着物や帯も多かったので、他の方に利用していただけるなら、その方が良いと思い買取をお願いしました。
身分証明書に運転免許を提示すると、その場でスマホに情報を入力して、本部確認(何を確認しているかは不明)。
その後折り返し本部からOKの連絡が入ると、一度入力した私のデータを全削除してくれました。
個人情報も徹底管理ということでしょう。
「買取承諾書」や「売買契約書」にサインして、1,000円の代金をいただいて契約満了。
査定の間は緊張しましたが、思ったよりも楽でした。
実家にはまだまだ母の着物が残っていますが、事前に予約していれば私がお盆休みで帰省した時でも、実家で直接着物買取が出来そうです。
今回バイセルを利用してみた感想
着ない着物や小物があるのなら、やはり「着物買取」で誰か他の方に着ていただく方法を探すのがおすすめと思いました。
「バイセル(着物買取.jp)」は係の方も親切でマニュアルもしっかりしているので安心です。
ただ高額な着物を処分という場合は、それなりの覚悟が必要かも知れません。
「バイセル」は、クーリングオフ制度もあり、お願いして良かったと私は思いましたが、高価買取という印象にはなりませんでした。
着物を自分で高額で購入した場合は、納得出来なかったでしょう。
状態の良い高価な着物を処分するなら、いくつかの着物買取店に査定をお願いしてみた方が良いですね。
(おまけ)これから買取する方におすすめのグッズ
自宅に査定員の方が来ていただく場合は、どこに着物を広げたら良いか・・・気になりますよね。
私は家内に言われて、和室に「衣裳敷き」を敷きました。
着物を着たり畳んだりする時に使うものとのことで、査定の方がいらっしゃる前に和室に広げておいたのです。
査定員さんは、衣裳敷きを見て「あっ準備をして下さったんですね。ありがとうございます」と言って下さいました。
今回お願いした着物は古いものなので、包んでいた「たとう紙」も劣化でボロボロでしたから、そのまま査定員さんに出すのは恥ずかしかったのですが、衣裳敷きの上に置いておけば、たとう紙が無くてもOK。
「着物をきちんと扱う家」という印象も持って貰えたかな?と思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のこの体験談が、皆さまのお役に少しでも立てれば嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!